“ROCKの誕生”

現在より、さかのぼること60年余り、1950年代当時、まだ人種差別が激しかったころのアメリカでは、 白人は白人の音楽(ポピュラーミュージック、カントリーetc)、 黒人は黒人の音楽(R&B、ブルースetc)と演る側と聞く側の人種がはっきり別れていたという。
そんな中、白人の若者達は大人が聞くポピュラーミュージックやのんびりとしたカントリーに満足できず、 もっとビートの効いたのれる音楽を求めていた。
それに気付いたフィラデルフィアのDJ"アラン・ブリード"は自身のラジオ番組で黒人のR&Bをかけまくった。 もちろんアランの番組は白人の若者達に人気を集め大成功した。
当時人種差別からR&Bなどはレイス(差別)ミュージックと呼ばれ差別的意味合いが強かったため、 これを避けるため番組中アランは"ROCK’N ROLL"という新しい呼び名を使った。
これが“ROCK”の誕生であると一般的に言われている。